桃屋の創作テキスト置き場
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■あたまのすみにでも■
恋って、いつ落ちるものなんだろう。
知らないうちに、毎日相手を目で追っているのに気づいたとき?
あの人の声が聞きたいと想ったら?
手に触れたい、
独占したいって、想ったら?
それとも、
かわいい、って、想ってしまった時からだろうか?
だとしたら、
私はたぶん、
恋に落ちているのだろう。
◇
「許されない恋」
なんて、形容されがちだけど、
誰かに許しを請おうなんて、
さらさら想ってないもの。
大体、私のこの心の内すら、
あの人には届いていないのだから、
それこそ、無駄な心配だ。
でも、毎日あの人は私に言葉をくれる。
ほかのみんなにもそうだと、わかっているけれど。
あの人の言葉で、私の毎日には一層華やかな色が散らばるのだ。
あの人の瞳に、もう少しでも長く映っていたいというのは、
我侭なのは分かっている。
一人で恋愛はできないって、それくらいは分かっているんだから。
でも、想うだけなら、自由よね?
許されない恋だとしても、それは私の糧になるはずだもの。
だから、また今日も私はあの人に声をかける。
いつもみたいに、背中を手のひらで軽くぱちん、と叩きながら。
いつもの、みんなとおんなじ台詞を、
私だけの、想いを込めて。
「おはよう、先生!」
恋って、いつ落ちるものなんだろう。
知らないうちに、毎日相手を目で追っているのに気づいたとき?
あの人の声が聞きたいと想ったら?
手に触れたい、
独占したいって、想ったら?
それとも、
かわいい、って、想ってしまった時からだろうか?
だとしたら、
私はたぶん、
恋に落ちているのだろう。
◇
「許されない恋」
なんて、形容されがちだけど、
誰かに許しを請おうなんて、
さらさら想ってないもの。
大体、私のこの心の内すら、
あの人には届いていないのだから、
それこそ、無駄な心配だ。
でも、毎日あの人は私に言葉をくれる。
ほかのみんなにもそうだと、わかっているけれど。
あの人の言葉で、私の毎日には一層華やかな色が散らばるのだ。
あの人の瞳に、もう少しでも長く映っていたいというのは、
我侭なのは分かっている。
一人で恋愛はできないって、それくらいは分かっているんだから。
でも、想うだけなら、自由よね?
許されない恋だとしても、それは私の糧になるはずだもの。
だから、また今日も私はあの人に声をかける。
いつもみたいに、背中を手のひらで軽くぱちん、と叩きながら。
いつもの、みんなとおんなじ台詞を、
私だけの、想いを込めて。
「おはよう、先生!」
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■想フ事■
ずっと、あまり好かれていないだろうな、と勝手に思っていた相手と、二人で飲む事になった。
彼は、私の想像よりもずっと真面目で、ストイックで、年不相応な位落ち着いていた。
とても穏やかに酒を飲む人で、今まで私の周りにはいなかったタイプだ。
正論を真っ直ぐに、事実を端的に言う人。
古きを慈しみ、信念を持ち、確固たる自我を内包し。
しかし笑うと、やはり年相応のかわいい顔になる。
無知な私に対して卑下するでも無く、
見下すでもなく、しかし当然ながら媚びる事も無く対話をする。
そう、会話ではなく対話と言う表現が、きっとこの人には相応しい。
彼は清流の様な人だ。
神社の境内に居る様な、清らかな空気を感じる。
彼には神聖とも呼べる領域が、ある。
一歩引いた所で他人と対峙する事で、
彼が彼らしく在り、他人を他人として存在させる事を可能にしている。
奇特な人だ、と、私は思った。
礼儀を重んじ、空気を把握し、
相手を否定せず、しかし流されるでも無い。
こんな人が居たものかと、私は静かに驚愕するのである。
畏ろしい人だとも、思う。
きちんと背筋を伸ばし、姿勢を正して、彼の前に立てる人間にならねば。
と思わせる様な人だ。
たかだか五歳だか六歳位しか違わない筈の若者であるが故、余計にそう思うのだろうか。
しかし、こんな彼でも、部屋の中は人をあげられる様な状態では無いなどと言い、少し困ったように照れるのだから、かわいいものだとも思う。
再び二人きりで酒を酌み交わす機会が来るとは、凡そ私には見当もつかないが、この僅か三時間弱の時間は、私にとって、間違いなく至福であった。
ずっと、あまり好かれていないだろうな、と勝手に思っていた相手と、二人で飲む事になった。
彼は、私の想像よりもずっと真面目で、ストイックで、年不相応な位落ち着いていた。
とても穏やかに酒を飲む人で、今まで私の周りにはいなかったタイプだ。
正論を真っ直ぐに、事実を端的に言う人。
古きを慈しみ、信念を持ち、確固たる自我を内包し。
しかし笑うと、やはり年相応のかわいい顔になる。
無知な私に対して卑下するでも無く、
見下すでもなく、しかし当然ながら媚びる事も無く対話をする。
そう、会話ではなく対話と言う表現が、きっとこの人には相応しい。
彼は清流の様な人だ。
神社の境内に居る様な、清らかな空気を感じる。
彼には神聖とも呼べる領域が、ある。
一歩引いた所で他人と対峙する事で、
彼が彼らしく在り、他人を他人として存在させる事を可能にしている。
奇特な人だ、と、私は思った。
礼儀を重んじ、空気を把握し、
相手を否定せず、しかし流されるでも無い。
こんな人が居たものかと、私は静かに驚愕するのである。
畏ろしい人だとも、思う。
きちんと背筋を伸ばし、姿勢を正して、彼の前に立てる人間にならねば。
と思わせる様な人だ。
たかだか五歳だか六歳位しか違わない筈の若者であるが故、余計にそう思うのだろうか。
しかし、こんな彼でも、部屋の中は人をあげられる様な状態では無いなどと言い、少し困ったように照れるのだから、かわいいものだとも思う。
再び二人きりで酒を酌み交わす機会が来るとは、凡そ私には見当もつかないが、この僅か三時間弱の時間は、私にとって、間違いなく至福であった。
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